安産体験 壮絶な出産エピソード1

私には子供が二人います。そして、二人とも普通分娩で出産しております。身近な人から安産で良かったね、とよく言われます。
いやいやいや!!そんなことないんですよ!!
そこで、今回は1人目の安産?体験をお伝えします。

まず、安産とはなんなのか?おそらく皆さんがいう安産は、出産スピードが早く、痛くないことだと思います。私の身近に出産なんて全然たいしたことなかったぁという人間が二人もいました(^-^; まだ出産経験がないときにそう聞かされていたので、陣痛も出産も楽勝だぁいと勘違いしてました(T-T)
この二人…ただ痛みに強い人間だったのです。
私はというと…嫌なこと、辛いこと、痛いこと、怖いことから逃げてきた、弱虫人間でした…。ただ、体型は昔から『安産体型』という名の遠回しにあんたおデブよと言われて育てられてきました(。-ω-)
そんな人間の出産体験です。

運命の日

ちょうど出産予定日当日。午前中妊婦検診のため病院を、受診。そして、内診…。いつも通りアソコに器具をぶちこみながら、先生が言いました。
『あっ!おしるしきてるね。今日うまれるかも』
妊娠発覚から妊婦検診をずっと担当してくれていた無表情で口数の少ない先生が、少し笑顔を見せてくれました。そして、家から病院までどれくらいかかるかや、入院準備はできてるかなど、聞かれ少し緊張感が漂いました。

そろそろかぁ…やっと、やっと赤ちゃんに会える!!と、ドキドキして家に帰りました。それからお昼ごはんを食べ、お休みだった旦那様とゴロゴロ過ごしていました。
そして、運命の時間。
夕方、5時半…その痛みは突然やってきました。
痛い!!なんじゃこの痛みは!?これは…もしや、陣痛!?1回目の痛みからすでに今まで経験したことのない傷み…これが陣痛なの?何度も繰り返す痛みに、間隔をはかってみると…、陣痛の感覚が…なんと、すでに10分(;´д`)なんで?どうしていきなりこんなにっ!痛くて間隔短いんだぁ!
そして、『痛い!』『落ち着いた!』を何回か繰り返していると、突如便意に襲われる…
ちなみに、妊娠中ずっと便秘に苦しんでいました(^-^; 今までの人生で経験したことのない量のうんちが出たのです!!もちろん、うんちの最中何度も流しました(^o^;)少し汚い話しをして申し訳ございません。でも、赤ちゃんを生むときにうんちも出てきてしまうのではないか!!と、少し不安だったので、その悩みは解消されましたwなんせ、腸にあったやつは全部出てきてしまったからです!!間違いないっ!!
そして、母親に電話で相談すると、早く病院に電話しなさいっ!!と、焦ってました💦
そして、病院に連絡しすぐ向かい、先生に内診をしてもらいました。すると、子宮口はまだ6センチ。このとき、時間は夜の七時半痛みが発生してから二時間ほど経過しておりました。痛みの間隔は5分、痛みの強さは息をするのが大変なほど痛みを増していました。

内診のあと、お腹のエコー検査をしているとき、陣痛発生!!痛みが強く、息を止めて我慢…これは1番やってはいけないこと(T-T)先生&看護師さんぶちギレて、お母さん!!それはダメ!!赤ちゃんに酸素がいかなくなって苦しんでるよ!!と怒られました。 マジでぇ…?知らなかった(;_;)でも、これしかできないどうしようもない私…何度も繰り返してしまい、先生達鬼の形相…ほんと怖かった…。なんとか、いきみ逃しをやれるようになり、先生もひと安心した様子でした。いきみのがしは、練習すべし!!
そして、先生ってば、びっくり発言。『まだ、生まれないから、夕飯食べてくるね。ちょっと一度家に戻るけど大丈夫だからね。』と。
まじで??ウソだよね(T-T)??
いや、本気だったw先生は家にごはんを食べに帰りました。そりゃそうか。これから何時間かかるかわからない分娩に立ち会わないといけないんだから腹ごなししなきゃね!!なんて、そのときの私はそう思う余裕なんてありません。これは、あとあと思ったことですw

そして、私は歩いて陣痛室へ。その前に妊婦最後の体重測定。68キロ。自分としては、あまり増やさず頑張ったつもりwやく11キロ増加でした。

陣痛室で着替え、点滴をし、アソコの毛を少し剃られ(^o^;)
旦那様と陣痛に耐え続けました。もう旦那様を気遣う余裕ありませんw痛みに苦しんでる私を呆然と見ている旦那様w看護師さんに言われてた腰のマッサージにも力が入らず全然役立たずwきっとどうすることもできず困り果てていたのでしょうw
そして、痛みに耐えられず、絶対もう生まれるから先生呼んできてぇと旦那様に頼み、看護師さんが来てくれました!!そこで、子宮口の大きさを調べようとはかり始めた瞬間、バチンと破水しました。そして、子宮口全開。傷みマックス!!
ここから、やっと分娩室へ。私はもう痛みで歩けません。陣痛室から分娩室までほんの数メートルの距離をストレッチャーで運んでもらいましたw
この間、陣痛の痛みでもがき苦しんでいます。お願いだから先生早くこの傷みから解放して…早く赤ちゃんを出してあげて…と。ずっと心のなかで思ってました。
旦那様は、倒れる不安があったので、分娩室の外で待機してもらってましたw
分娩室では、看護師さんがお腹に器具をつけたりして、赤ちゃんの呼吸の状態を見たりして、なかなか先生が来ない(T-T)まさか、まだ家!?
先生到着!先生は、私のいきみ逃しが下手くそで赤ちゃんの体力を心配しているようでした。陣痛の痛みで目をつむる私…目はちゃんと開いていないと危険らしくとても怒られました(;_;)怖いんだよ(;_;)分娩室では、みんな豹変するようです…w
そして、陣痛がなかなか一定にならず、
『いきんで!』の許可がおりません(T-T)先生、まだですか?とずっと心で叫びつつ…ずっと苦しいいきみのがしを続けていました。
すると、ついに、
先生がやっと私のアソコの位置へ。そろそろいくよ!と。もうその頃、私はヘロヘロで呼吸がおかしなことになってて、酸素マスクみたいのつけられましたwどうやら赤ちゃんに酸素がいけてなくて苦しんでいる様子。それは、つけてもらったモニターでわかるみたい。
そして、運命の瞬間…
『思いっきりいきんで!』
下手くそな私。全然うまくいかずダメでした。
赤ちゃんが心配な先生。
次の陣痛が始まると、先生は、なんと、引っ張り棒を出してきて赤ちゃんの頭を引っ張ってました。もちろん、私も全力でいきんでいましたよ(;_;)
すると、にゅるぅーという感じと共に、なにか出てくるような違和感を感じ

オギャー

かわいい我が子とついに出会えました!!
良かった…無事に元気に生まれてきてくれた。
感動!!

その後、アソコを少し切っていたので先生の縫合が始まりました。麻酔しているけどけっこう痛かった(^o^;)陣痛ほどじゃないからたいしたことないけど。縫合が終わると、先生が握手してくれました。その頃やっと落ち着いて回りを見る余裕があった私は、先生がとても小柄な人だと気付きました。握った手も、私より小さかったなぁ。でも、私の初めての赤ちゃんを産み落としてくれたとても優しくとても大きな手でした。

陣痛、出産、という女性のみに訪れる一大イベントを経験し、初めてのとてもつもない痛みと戦い、苦しむ私の姿を見ていた旦那様登場w子供1人でいいかな?と…。うん…。と私。赤ちゃん誕生の感動より、陣痛の後遺症のが大きかった私達夫婦w
その頃時間は夜の11時頃で、旦那様はお疲れの様子でした。なにもしてないのにねw勝手に疲れててウケるわぁw
初孫をずっと待っている二人の両親へ、泣き声聞いて、すぐにそれぞれへ電話したみたいでした。
ちなみに生まれたのは9時半くらいだから、陣痛始まって約4時間くらい出来事でした(^ω^)
四時間?!体感的にはもっと長く感じました。気持ちは10時間くらい。意外に短かったことにびっくりしました。

結果は、
スピードは安産かもしれませんが、痛みは難産でした。(結論)